なり‐ぶみ【成り文】
平安時代、太政官から奏請して勅許された文書。
なりゆき‐ちゅうもん【成(り)行き注文】
顧客が銘柄と数量だけを指定し、値段はその時の相場で取引するように出す売買注文。→指し値注文
なん‐ぶん【難文】
わかりにくい文章。
にせ‐じょうもん【偽証文/贋証文】
にせの証文。偽造した証文。
にそく‐さんもん【二束三文/二足三文】
数量が多くても、値段がごく安いこと。また、ひどく安い値段。「—で売り払う」 [補説]2たばでわずか3文の値である意で、金剛草履の値段から出た語という。
にち‐ぶん【日文】
「日本文学」の略。
にちよう‐ぶん【日用文】
日常使用する文章。特に、手紙の文章。
にんどう‐もん【忍冬文】
スイカズラのようなつる草を図案化した唐草文様。パルメットが伝来する過程で変化し生まれたものと考えられ、日本には中国を経て渡来。飛鳥(あすか)・奈良時代の美術に影響を与えた。忍冬唐草文。
ぬき‐えもん【抜き衣紋】
和服の後ろ襟を引き下げ、襟足を出した着方。現在は女性の着方。抜き襟。仰(の)け衣紋。仰け領(くび)。
ぬれ‐ぶみ【濡れ文】
恋文。いろぶみ。つやぶみ。「久米様への—が法印様の御手に入り」〈浄・万年草〉