おう‐ぶん【横文】
横に書き連ねた文字。特に、欧米諸国語の文をいうことが多い。「或は—を講じ、或は訳書を読み」〈福沢・学問のすゝめ〉
おう‐ぶん【欧文】
ヨーロッパ諸国で使われる言語による文章。また、その文字。特に、ローマ字。「—タイプ」「—直訳体」
おお‐たぶみ【大田文】
鎌倉時代、各国ごとに田地の面積や領有関係などを記録した土地台帳。淡路(あわじ)・若狭(わかさ)・但馬(たじま)・常陸(ひたち)などのものが現存。
おき‐ぶみ【置(き)文】
1 置き手紙。 2 子孫への書き置き。遺書。 3 古文書で、守り行うべき規則などを書いた文書。
おくり‐ぶみ【送り文】
品物を送るとき、添えてやる文書。送り状。「政所(まどころ)の—添へてあり」〈かげろふ・下〉
おこたり‐ぶみ【怠り文】
謝罪の手紙。わび状。怠状(たいじょう)。「—を書きてたてまつりてん」〈今昔・二八・三六〉
おしどりじゅもん【鴛鴦呪文】
三上於菟吉の小説。大正15年(1926)から昭和2年(1927)にかけて発表。昭和5年(1930)、高橋寿康監督により映画化。
おじさん‐こうぶん【小父さん構文】
メールやSNSなどでの、中高年男性に特有の文章や言葉遣い。
おつげ‐ぶみ【御告げ文】
天皇が皇祖皇宗の神霊に奏上する文。御告文(ごこうもん)。
おとし‐ぶみ【落(と)し文/落(と)し書】
1 政治批判など公然とは言えないことを書いて、人目につきやすい所に落としておく文書。落書(らくしょ)。 2 甲虫目オトシブミ科の昆虫の総称。小形でゾウムシに似るが、首が長い。体色は黒・赤などで光...