ゆつ‐つまぐし【斎つ爪櫛】
神聖で清浄な櫛。一説に歯の多い櫛の意。ゆつのつまぐし。「左の御みづらに刺せる—の」〈記・上〉
ゆつ‐まつばき【斎つ真椿】
神聖な椿の木。「新嘗屋(にひなへや)に生ひ立てる葉広(はびろ)—」〈記・下・歌謡〉
ゆ‐にわ【斎場/斎庭】
神を祭るために斎(い)み清めた場所。さいじょう。
ゆはだ‐おび【結肌帯/斎肌帯】
⇒岩田帯(いわたおび)
ゆまわ・る【斎はる】
[動ラ四]けがれを去るために飲食などを慎む。物忌みする。斎戒する。「持ち—・り仕へまつれる幣帛(みてぐら)を」〈祝詞・祈年祭〉
ゆ‐や【湯屋】
1 (「斎屋」とも書く)浴場のある建物。特に、社寺などに参籠するとき、斎戒沐浴(さいかいもくよく)あるいは休息するための建物。 2 料金を取って、入浴させる所。銭湯。風呂屋。