だん‐かん【断簡】
きれぎれになって残っている文書・書簡。文書の切れはし。「—零墨」
だん‐がい【断崖】
垂直に切り立ったがけ。きりぎし。「—絶壁」
だん‐がん【断岸】
切り立ったけわしいがけ。断崖(だんがい)。「一生懸命に—を攀(よ)ずる場合の如き」〈西田・善の研究〉
だん‐き【断機】
織りかけた機(はた)の糸をたち切ること。
断機(だんき)の戒(いまし)め
⇒孟母(もうぼ)断機の教え
だん‐きょう【断橋】
中途でこわれて落ちている橋。「二人は—の上迄来て留まった」〈漱石・虞美人草〉 [補説]書名別項。→断橋
だんきょう【断橋】
岩野泡鳴の長編小説。明治44年(1911)発表。北海道の放浪生活をもとに描いた長編五部作の一。
だん‐きん【断琴】
琴の弦を断ち切ること。
だん‐きん【断金】
《「易経」繋辞上の「二人心を同じくすれば、其の利(と)きこと、金を断つ」から》金をも断ち切るほどかたい友情。また、それによって結ばれた間柄のたとえ。「—の交わり」
だんきん‐の‐ちぎり【断金の契り】
《「水経注」の淯水から》固く結ばれた友情のたとえ。