ゆき‐かた【行(き)方】
1 ある場所に行く方法・道順。いきかた。「電車での—を教える」 2 物事を進める方法。やり方。いきかた。「堅実な—」
ゆき‐がた【行き方】
行った方向。ゆくえ。いきがた。「—知れず」
ゆく‐え【行方】
1 行くべき方向。向かっていく先。「—を定めずに旅立つ」 2 行った方向。行った先。「—が知れない」「—をくらます」 3 今後のなりゆき。また、将来。前途。「外交の—を見守る」「—を案じる」 [...
ゆく‐かた【行く方】
1 行く先。ゆくえ。「我も—あれど」〈源・末摘花〉 2 心を晴らす方法。やるかた。多く打消しの語を伴って用いる。「夏草のうへは繁れる沼水の—のなきわが心かな」〈古今・物名〉
ゆみとる‐かた【弓取る方】
弓を持つ方。左。左方。ゆんで。「めづらしき君を見とこそ左手の—の眉根(まよね)掻(か)きつれ」〈万・二五七五〉
よあけ‐がた【夜明け方】
夜の明けようとするころ。明けがた。
よう‐かた【養方】
養子からみて、その養親を通じての親族。→実方(じつかた)
ようさ‐つ‐かた【夜さつ方】
《「ようさりつかた」の音変化した「ようさっつかた」の促音の無表記》夕方。「けふの—、京へのぼるついでに」〈土佐〉
ようさり‐かた【夜さり方】
夜分。また、夕方。よさり。よさりつかた。「さて—、こと蔵人して聞こえ給ふ」〈宇津保・国譲下〉
ようさり‐つ‐かた【夜さりつ方】
「よさりつかた」の音変化。「—、二条院へ渡り給はむとて」〈源・若菜下〉