あい‐かた【合方】
1 能楽で、謡(うたい)の伴奏をする大鼓(おおつづみ)・小鼓(こつづみ)・太鼓・笛による演奏。 2 邦楽で、唄と唄との間をつなぐ、三味線の合いの手の特に長いもの。長唄に多い。 3 歌舞伎の下座音...
あい‐かた【相方】
1 一緒に物事をする人。特に、コンビ漫才などでのパートナー。相手。相棒。 2 (「敵娼」とも書く)遊里で、客から見て相手の遊女。 [補説]近年は若者を中心に、恋人や配偶者をこう呼ぶこともある。
あいて‐かた【相手方】
《「あいてがた」とも》 1 相手の側。また、その人。 2 法律で、契約・事件などの一方の当事者。売り主に対する買い主、原告に対する被告など。
あかつき‐がた【暁方】
夜明けに近いころ。「—の風のけはひさへぞ心ことなる」〈紫式部日記〉
あき‐がた【飽き方】
嫌気が差してくること。飽きがきはじめた状態。「色好みける女、—になる男のもとに」〈伊勢・一三一〉
あいかた【相方】
[共通する意味] ★物事を一緒にする一方の人。[英] a partner[使い方]〔相手〕▽結婚の相手を探す▽愚痴の相手になる▽だれも相手になってくれない▽相談相手を失う〔相棒〕▽仕事での良き相...
あけがた【明け方】
[共通する意味] ★夜の時間が終わりに近づき、朝を迎えようとするころ。太陽が昇って明るくなってくるころ。[英] dawn[使い方]〔明け方〕▽明け方近く、雷が鳴った▽翌日の明け方に目的地に着いた...
あさがた【朝方】
[共通する意味] ★朝早い時間、また朝日が昇る前後のころ。[英] an early morning[使い方]〔早朝〕▽早朝から仕事に出る▽明日の早朝の到着予定▽早朝練習〔朝方〕▽朝方はかなり冷え...
いっぽう【一方】
[共通する意味] ★二つのもののうちの一つ。[英] one side[使い方]〔片方〕▽靴が片方なくなった▽片方に味方する〔片一方〕▽片一方の腕が痛い▽靴下の片一方が見当たらない〔一方〕▽一方の...
うほう【右方】
[共通する意味] ★相対的な位置の一つで、北を向いたとき、東に当たる方。[英] (the) right[使い方]〔右〕▽右の方に海が見える▽客席から向かって右の席に座る〔右手〕▽トンネルをくぐる...
あらい‐かんぽう【荒井寛方】
[1878〜1945]日本画家。栃木の生まれ。本名、寛十郎。水野年方に歴史画を学び、文展、のち院展で活躍。インドのアジャンタ壁画や、法隆寺金堂壁画の模写事業に加わった。
いぬ‐くぼう【犬公方】
江戸幕府第5代将軍、徳川綱吉の通称。生類(しょうるい)憐みの令を出し、極端に犬を愛護したことによる。
うらべ‐かねかた【卜部懐賢】
鎌倉中期の神道家・古典学者。名は兼方とも。著「釈日本紀」など。生没年未詳。
おいち‐の‐かた【お市の方】
⇒小谷(おだに)の方
おだに‐の‐かた【小谷の方】
[1547〜1583]織田信長の妹。名は市(いち)。小谷城主浅井長政に嫁ぎ、長政の没後、柴田勝家に再嫁。羽柴秀吉に攻められ、勝家とともに自刃。淀君、崇源院の母。お市の方。