うんめいのたび【運命の旅】
《原題、(ドイツ)Schicksalsreise》デーブリーンの回想録。副題「報告と告白」。ナチス時代のドイツからフランス、さらに米国へと亡命し、戦後再び欧州に戻るまでの著者自身の経験を、全3部...
お‐たび【御旅】
「御旅所」の略。「四条通りを—まで行き」〈志賀・暗夜行路〉
おわりなきたび【終わりなき旅】
井出孫六の著書。中国残留孤児を描いた長編ルポルタージュ。昭和61年(1986)刊行。同年、第13回大仏(おさらぎ)次郎賞受賞。副題は「中国残留孤児の歴史と現在」。
かえらぬ‐たび【帰らぬ旅】
[連語]死んであの世へ行くこと。死出(しで)の旅。「—に赴く」
かぎり‐の‐たび【限りの旅】
《命には限度があり、どうしても行かなくてはならない旅の意から》死んであの世へ行くこと。死出の旅。「はかなき御悩みと見ゆれど、—にもおはしますらむ」〈源・椎本〉
かく‐りょ【客旅】
1 たび。「北越の—に追分の曲を聞いて泣きぬ」〈蘆花・自然と人生〉 2 たびびと。
かみ‐の‐たび【神の旅】
陰暦10月、諸国の神々が出雲大社に集まるための旅。《季 冬》「—酒匂(さかは)は橋と成りにけり/其角」
き‐りょ【羇旅/羈旅】
1 たび。旅行。 2 和歌・俳句の部立(ぶだて)の一つで、旅情を詠んだもの。
ぐん‐りょ【軍旅】
1 軍隊。軍勢。 2 戦争。いくさ。「武帝は李陵に命じてこの—の輜重(しちょう)のことに当たらせようとした」〈中島敦・李陵〉 [補説]「軍」「旅」は、中国の昔の軍制で、編制人数に基づく部隊の名。
ぎゃく‐りょ【逆旅】
⇒げきりょ(逆旅)