て‐なわ【手縄】
1 旗、または幕の乳(ち)に通して張り渡す縄。 2 口取りが馬をひく縄。 3 捕吏などが人を捕らえて縛るのに使う縄。
てに‐てに【手に手に】
[連語]多くの人が、めいめいその手に。てんでに。「—小旗を持つ」
て‐ばた【手旗】
1 手に持つ小旗。「歓迎の—を振る」 2 手旗信号の旗。
てばた‐しんごう【手旗信号】
右手に赤色、左手に白色の小旗を持ち、これを振り動かして遠くにいる相手に通信する信号。
てんで‐に
[副]《「てんでんに」の音変化》めいめいに。それぞれに。各自。「—旗を振る」
てんのう‐き【天皇旗】
行幸のときなどに、天皇のしるしとして用いられた旗。紅色の錦に金色の菊章がある。
とう‐ばん【纛幡/纛旛】
1 平安時代、軍陣で将軍の標識として立てた旗。 2 昔、朝廷で即位式などのとき大極殿(だいごくでん)(後世は紫宸殿(ししんでん))の庭に威儀を整えるために立てた仗旗(じょうき)。
時(とき)を待(ま)・つ
1 時機を待つ。好機が来るのを待つ。「—・って旗上げする」 2 死期を待つ。「あさましう沈ませ給ひて、ただ—・つばかりの御有様なり」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉
とけい‐の‐ま【土圭の間】
1 江戸時代、大名・旗本などの屋敷で、時計の置いてあった部屋。 2 江戸城で、時計を置き、坊主が勤務して時報の任に当たった部屋。
との‐さま【殿様】
1 貴人・主君・領主などの敬称。 2 江戸時代、大名・旗本の敬称。 3 生活にめぐまれ、何事にもおうような人。のんびりしていて、世事にうとい人。