せんしよう‐けん【先使用権】
《「さきしようけん」とも》他人が特許を出願した発明と同じような発明を既に実施している者は、他人が特許権を取得しても引き続きその発明を実施できるという権利。証明できる書類が必要。商標についても先使...
だんし‐の‐かん【弾指の間】
指をはじくだけのきわめて短い時間。「芭蕉の断末魔も既にもう、—に迫ったのであろう」〈芥川・枯野抄〉
ち【痴/癡】
1 愚かなこと。また、その人。「聖既に多情、—固より多情」〈織田訳・花柳春話〉 2 三毒の一。無明(むみょう)であること。
ち【鉤】
釣り針。ちい。「弟(おとのみこと)時に既に兄(このかみ)の—を失ふ」〈神代紀・下〉
つか・える【支える/閊える】
[動ア下一][文]つか・ふ[ハ下二] 1 じゃまなものがあったり行きづまったりして、先へ進めない状態になる。とどこおる。「車が—・える」「言葉に—・える」「仕事が—・えている」 2 既に先の人が...
つか・れる【疲れる】
[動ラ下一][文]つか・る[ラ下二] 1 体力や気力を消耗してその働きが衰える。くたびれる。「働きづめで—・れる」「神経が—・れる」「生活に—・れる」 2 長く使ったために物の質や機能が悪くなっ...
とう‐ぜん【蕩然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ひろびろとしているさま。「立春の夕、地も天も—として融けんとす」〈蘆花・自然と人生〉 2 流されたようにあとかたもないさま。「先に与えたる千金の財本は—跡なく...
とくていがいらいせいぶつひがい‐ぼうしほう【特定外来生物被害防止法】
《「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」の略称》生態系を乱す、人に害を与える、農林水産業に被害があるなどのおそれがある外国原産の生物を特定外来生物として指定し、飼養・栽培・保...
ドドニ‐いせき【ドドニ遺跡】
《Dodoni/Δωδώνη》ギリシャ北西部、イピロス地方の都市イオアニナ近郊にある遺跡。古代名ドドナまたはドドネ。紀元前8世紀には既に存在したと考えられ、同国最古のゼウスの神託所があった場所と...
にじ‐せんい【二次遷移】
植物群落の遷移において、大規模ながけ崩れ・洪水・火事などによって既存植生が失われた場所に侵入・定着すること。土壌が既に存在するほか、周辺の植生からの侵入もあるため、一次遷移よりも極相に至る時間は短い。