ふる・びる【古びる/旧びる】
[動バ上一][文]ふる・ぶ[バ上二] 1 古くなる。古くさくなる。「—・びた洋服」 2 老人くさくなる。「—・びたる声にて、いなや、こは誰ぞとのたまふ」〈堤・花桜をる少将〉
ふる・ぶ【古ぶ/旧ぶ】
[動バ上二]「ふるびる」の文語形。
ふるぶる‐し・い【古古しい/旧旧しい】
[形][文]ふるぶる・し[シク]いかにも古い。「近ごろ買い集められた—・い禅宗の本が」〈志賀・暗夜行路〉
もと【元/旧/故】
《「本(もと)」と同語源》以前。むかし。副詞的にも用いる。「—の同僚」「この地に—から住んでいる人」「—あった所に戻す」「—大臣」
もと‐つ【元つ/旧つ】
[連語]《「つ」は「の」の意の格助詞》以前の。
もと‐ほととぎす【本時鳥/旧杜鵑】
先年も来て鳴いた、なじみのホトトギス。「あをによし奈良の都は古りぬれど—鳴かずあらなくに」〈万・三九一九〉