こう‐こつ【恍惚】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 物事に心を奪われてうっとりするさま。「—として聴き入る」「—の境地」 2 意識がはっきりしないさま。「将軍はすでに疲れ切っていた…精神も次第に—となるほどだっ...
こう‐そう【行装】
旅の支度。旅装。「外国使臣一行の異様な—を見ようとして」〈藤村・夜明け前〉
こう‐だい【弘大】
[名・形動]ひろく大きいこと。また、そのさま。広大。「それは—な御説教で」〈藤村・夜明け前〉
こう‐めい【講明】
[名](スル)研究して物事の意義や本質をあきらかにすること。「外国との交際を—しないでは協(かな)わない」〈藤村・夜明け前〉
こう‐らん【攪乱】
[名](スル)「かくらん(攪乱)」に同じ。「ただ地方を—するために、乱暴狼藉を働いたと見られては」〈藤村・夜明け前〉
こき‐た・る【扱き垂る】
[動ラ下二]しごき落として垂らす。また、しごき落としたように垂れる。「明けぬとて帰る道には—・れて雨も涙も降りそぼちつつ」〈古今・恋三〉
こく‐おん【国恩】
国から受ける恩。「—を報ずべき時節であると言って」〈藤村・夜明け前〉
こく‐はく【告白】
[名](スル) 1 秘密にしていたことや心の中で思っていたことを、ありのまま打ち明けること。また、その言葉。「罪を—する」 2 キリスト教で、自己の信仰を公に表明すること。また、自己の罪を神の前...
こころ‐じたく【心支度】
心の準備。心構え。心組み。「その—をする必要があった」〈藤村・夜明け前〉
こころ‐の‐うち【心の内】
うそいつわりのない心。内心。本心。「—を打ち明ける」