心腹(しんぷく)を輸写(ゆしゃ)す
《「漢書」趙広漢伝から》心中をすべて打ち明ける。
しん‐みん【神民】
1 日本国民。日本を神国と考えていう。「神国の—である以上、神孫の義務を尽くして」〈藤村・夜明け前〉 2 《「じんみん」とも》「神人(じにん)」に同じ。
しん‐めい【晨明】
夜明け。明け方。
じせつ‐がら【時節柄】
[名]時節にふさわしいこと。時分柄。「—の新茶は香(かおり)は高くとも」〈藤村・夜明け前〉
[副]時節が時節なので。時分柄。「—早めにお召し上がり下さい」「—おからだを大切に」
じつの‐ところ【実の所】
[副]本当を言うと。打ち明けて言うと。実は。副詞的に用いる。「—拝見するのは初めてです」
じつ‐は【実は】
[副]事実を言えば。本当のところは。打ち明けて言うと。「—私が企てた事なのです」
じゅう‐がつ【十月】
一年の10番目の月。神無月(かみなづき・かんなづき)。《季 秋》「—の風雨明けゆく雨蛙/秋桜子」
じゅうさん‐がね【十三鐘】
奈良の法相宗(ほっそうしゅう)菩提院で、明け七つ(午前4時頃)と暮れ六つ(午後6時頃)の時に、両方の時の数を合わせて13ついた鐘の音。13歳で鹿殺しの罪に問われた子を弔うための鐘という俗説がある。
じゅうぶ‐いち【十分一】
1 10分の1。「恨みも異見も—明けて言はれぬ百千万」〈浄・歌祭文〉 2 「十分一銀(じゅうぶいちぎん)」の略。
じょう‐じつ【情実】
1 個人的な利害・感情がからんで公平な取扱いができない関係や状態。「—を交える」「—にとらわれない」「—を排する」 2 実際のありさま。実情。「諸国の—を問い」〈藤村・夜明け前〉 3 偽りのない...