やす・い【安い】
[形][文]やす・し[ク] 1 (「廉い」とも書く)他に比べて、また普通より値段が低い。安価である。「—・い買物」「—・くあがる」「給料が—・い」⇔高い。 2 価値がない。軽々しい。「—・く見ら...
やま‐かずら【山蔓/山鬘】
1 ヒカゲノカズラの別名。 2 1で作った髪飾り。「あしひきの—の児(こ)今日行くと我に告げせば帰り来(こ)ましを」〈万・三七八九〉 3 夜明け方、山の端(は)にかかる雲。「明星や桜さだめぬ—」...
やま‐ぬけ【山抜け】
「山崩(やまくず)れ」に同じ。「—、谷崩れ、出水なぞの口実にかこつけて」〈藤村・夜明け前〉
やみ‐くも【闇雲】
[名・形動]先の見通しもなくむやみに事をすること。また、そのさま。「—に突っ走る」
[副]むやみやたらに。「—とつかみ合うてゐるうち、夜明けて」〈滑・膝栗毛・発端〉
ゆう‐かずら【木綿鬘】
1 木綿(ゆう)で作ったかつら。 2 明け方の雲をたとえていう語。
ゆう‐しょく【遊食】
[名](スル)職業に就かず遊び暮らすこと。また、その人。徒食。「寺院に—していても、あたりまえのことのように思われて来た」〈藤村・夜明け前〉
ゆうつづ‐の【長庚の/夕星の】
[枕]金星が宵の明星として西に見えるところから「夕べ」に、また、明けの明星として東にも現れるところから「か行きかく行き」にかかる。「—夕(ゆふへ)になれば」〈万・九〇四〉 「思ひしなえて—か行き...
ゆき‐がこい【雪囲い】
1 雪国で、風雪を防ぐため、家の周囲を囲うこと。また、その設備。雪垣。《季 冬》「親犬や天窓(あたま)で明ける—/一茶」 2 庭木を雪や霜から守るために、むしろやわらで囲うこと。また、そのもの。
よ【夜】
日没から日の出までの間。よる。「—が明ける」「—が更ける」
よ‐あけ【夜明け】
1 夜が明けること。また、その時分。明け方。あかつき。「—に出発する」 2 日の出前、太陽の中心が地平線下の7度21分40秒に来た時刻。明け六つ。→日暮れ 3 新しい時代や文化、芸術などの始まり...