けん【顕〔顯〕】
[常用漢字] [音]ケン(呉)(漢) [訓]あきらか あらわ あらわれる あらわす 1 はっきり目立つ。あきらか。「顕現・顕在・顕示・顕著/隠顕」 2 隠れたものを明らかにする。あらわす。「顕彰...
けん‐かい【見解】
物事に対する考え方や価値判断。「—の相違」「—を明らかにする」
けんかいろん【顕戒論】
平安初期の仏教書。3巻。最澄著。弘仁11年(820)成立。南都諸宗の論難を論駁(ろんばく)し、天台円戒の特色を明らかにして、天台宗成立の根拠となった書。
けん‐きゅう【研究】
[名](スル)物事を詳しく調べたり、深く考えたりして、事実や真理などを明らかにすること。また、その内容。「中世史を—する」「対策を—する」「—者」「—発表」
けん‐ぎょう【顕教】
仏語。言語や文字で明らかに説いて示した教え。密教以外の仏教のこと。また、真言宗では釈迦の説いた教えをいい、天台密教では一乗に対して三乗の教えをいう。顕宗。⇔密教。
けん‐さつ【検察】
[名](スル) 1 取り調べて事情を明らかにすること。「吉野以下をして急に之(これ)を—せしむ」〈独歩・愛弟通信〉 2 犯罪を捜査し、犯人および証拠を発見して公訴を提起すること。また、そうした業...
けん‐し【検視】
[名](スル) 1 事実を明らかにするために、事件の現場などをくわしく調査すること。「犯行現場を—する」 2 検察官などが、変死者または変死の疑いのある死体について、その死亡が犯罪によるものかど...
けん‐ぜん【顕然】
[ト・タル][文][形動タリ]はっきりと現れるさま。明らかなさま。「原因は—としている」 [形動ナリ]に同じ。「されども左府の書状—なり」〈古活字本保元・上〉
けん‐ちょ【顕著】
[形動][文][ナリ]際立って目につくさま。だれの目にも明らかなほどはっきりあらわれているさま。「—な業績」「徴候が—に現れる」
けん‐どう【見道】
仏道修行を三段階に分けた最初の段階。初めて聖者の仲間に入り、根本真理である四諦(したい)を明らかに理解する位。見諦道。見諦。