ミンコー【明刻】
《(中国語)》マージャンで、碰(ポン)をして同じ牌(パイ)3個をそろえたもの。
みんし【明史】
中国の二十四史の一。明代の歴史を記したもので、清の世宗の勅命により、張廷玉らが「明史稿」を原本にして撰。60年を費し、1739年成立。本紀24巻、志75巻、表13巻、列伝220巻、目録4巻の全3...
みんしこう【明史稿】
中国の史書。清の王鴻緒が勅命によって撰。1723年成立。本紀19巻、志77巻、表9巻、列伝205巻の全310巻で、本紀は未完。勅定を経ないため稿と称される。
みんしん‐が【明清画】
中国、明代および清代の絵画。
みんしん‐がく【明清楽】
近世に中国から日本に伝来した俗楽。明楽と清楽とを総称したもので、清楽家が明楽をも演奏するようになり、この名称が起こった。日清戦争以後、急速に衰え、現在は長崎市でわずかに伝承されている。→清楽 →明楽
みん‐せん【明銭】
中国、明代に鋳造された銭貨。室町時代、日本に大量に輸入され流通したが、江戸初期に幕府の寛永通宝発行により使用が禁止された。洪武銭・永楽銭・宣徳銭などがある。
みん‐ちょう【明朝】
中国、明の朝廷。また、その時代。
「明朝体」に同じ。
みんちょう‐たい【明朝体】
《中国明(みん)代の木版本で使われたところから》活字書体の一。横の線が細く、縦の線が太い書体。日本の新聞・雑誌・書籍に普通に用いられる。明朝活字。
みんちょう‐とじ【明朝綴じ】
《中国明代に盛んに採用されたところから》書籍の綴じ方の一。二つ折りにした紙を、折り目を左に袋綴じの要領で重ね、右側を糸で縛る方法。糸をかがる穴が四つあるので、四つ目綴じともいう。唐綴じ。
みん‐てき【明笛】
明楽に用いる竹製の横笛。吹き口から先の頭部が長く、指孔は6個ある。清楽に使う清笛(しんてき)をも含めていうこともある。