よ‐だり【涎】
1 鼻汁や涙など、流れて垂れるもの。「—を以て青和幣(あおにぎて)となす」〈神代紀・上〉 2 「よだれ」に同じ。「歯落ちて—を垂る」〈今昔・一・六〉
よ‐つ【四つ】
1 数の名。し。よっつ。「—にたたむ」 2 4歳。 3 昔の時刻の名。今の午前10時および午後10時ころ。よつどき。 4 相撲で、両力士が互いに右または左で差し合い、まわしを引き合うこと。四つ身...
よつぎものがたり【世継物語】
「栄花物語」「大鏡」の別称。
説話集。1巻。編者未詳。鎌倉中期までに成立。王朝の貴族文人たちの和歌説話や「今昔物語集」などからも集めた説話を56条収める。
よ‐な
[連語] 1 《終助詞「よ」+終助詞「な」。文末に用いる》念を押し、確かめる意を表す。…(だ)よね。「君も行く—」「確かにそう言った—」 2 《間投助詞「よ」+間投助詞「な」》 ㋐相手に言い聞か...
よ‐に【世に】
[副] 1 程度のはなはだしいさま。たいそう。非常に。「僧は最(い)と懇ろに道を教うれば、横笛—嬉しく思い」〈樗牛・滝口入道〉 2 (あとに打消しの語を伴って)決して。断じて。「汝達等が賢き思ひ...
よのなか‐ごこち【世の中心地】
世の中の人が多くかかる病気。流行病。疫病。よごこち。「—を病むと見えたり」〈今昔・一二・三五〉
よ‐はだ【夜肌】
夜の肌。夜、肌に感じること。「一人寝の—の寒さ知りそめて昔の人も今ぞ恋しき」〈古今六帖・五〉
世(よ)は元偲(もとしの)び
世の中の人は、とかく昔を懐かしむものであるということ。
よび‐こ・む【呼(び)込む】
[動マ五(四)] 1 呼んで中に入れる。呼び入れる。「店に客を—・む」 2 その方へ引き入れる。引き込む。「管に水を—・む」
[動マ下二]
1に同じ。「手よく書きける者一人を—・めて」〈今昔...
よほろ‐すじ【膕筋】
よほろにある大きな筋肉。よほろのすじ。「—を断ちたれば」〈今昔・五・一〉