はる‐の‐みや【春の宮】
《「春宮(とうぐう)」を訓読みした語》皇太子の宮殿。また、皇太子の称。東宮。
はるのめざめ【春のめざめ】
《原題、(ドイツ)Frühlings Erwachen》ウェデキントの戯曲。3幕。1891年作。1906年初演。思春期の少年少女の性についての無知から起きた悲劇を描き、保守的な社会道徳を告発した。
はる‐の‐めざめ【春の目覚め】
思春期になって、性的欲望を起こしはじめること。色気づくこと。
はるのめだま【春の目玉】
福田清人の自伝的な児童小説。昭和38年(1963)刊行。「秋の目玉 」「暁の目玉」とあわせ三部作をなす。
はるのゆき【春の雪】
三島由紀夫の長編小説「豊饒の海」の第1巻。昭和44年(1969)刊行。明治時代から大正時代の、貴族の男女の悲恋を描いた。
はる‐の‐よ【春の夜】
春の、夜気が肌にやわらかくて、気持ちがはなやいでくるような夜。《季 春》「—や籠人(こもりど)ゆかし堂の隅/芭蕉」
春(はる)の夜(よ)の夢(ゆめ)
春の夜に見る夢。はかなく短いことのたとえ。「おごれる人も久しからず、ただ—のごとし」〈平家・一〉
はるはじめてのかっこうのこえをきいて【春初めてのかっこうの声を聞いて】
《原題、On Hearing the First Cuckoo in Spring》⇒春を告げるかっこうを聞いて
はる‐はな【春花】
春咲く花。春の花。しゅんか。
はるはな‐の【春花の】
[枕] 1 春の花が美しく咲きほこるところから、「にほえ栄ゆ」「めづらし」などにかかる。「—にほえ栄えて」〈万・四二一一〉 2 貴重な春の花は散りやすいところから、「貴(たふと)し」「うつろふ」...