ふき‐あ・れる【吹(き)荒れる】
[動ラ下一][文]ふきあ・る[ラ下二]風が激しく吹きつづける。吹きすさぶ。「春の嵐が—・れる」
ふき‐かえ【葺き替え】
屋根の瓦・板などを新しいものと替えること。屋根替え。《季 春》
ふき‐の‐とう【蕗の薹】
早春、フキの根茎から出る若い花茎。香りと苦みを賞味する。《季 春》「—ふみてゆききや善き隣/久女」
ふき‐みそ【蕗味噌】
焼き味噌や練り味噌に、細かく刻んだ蕗の薹(とう)を入れたなめ味噌。《季 春》「—や音に近づく山の雨/澄雄」
フクシア【(ラテン)Fuchsia】
1 アカバナ科フクシア属の落葉中低木の総称。葉は楕円形。春から夏、基部が筒状で上部が4裂する萼(がく)をもつ4弁花が垂れ下がって咲き、雄しべ・雌しべとも長く、突き出る。園芸植物とし、花期は春から...
ふく‐しらが【福白髪】
《福運の前兆とされるところからいう》年が若くて生える白髪。また、黒髪にまじって1、2本生えた白髪。「未だ頭の白くなる年でも無し、と云って—とやらでも無い」〈風葉・青春〉
ふくしん‐の‐やまい【腹心の病】
《「春秋左伝」哀公六年から》腹部・胸部など、身体の重要な部分の重い病気。深刻な悩みのたとえ。
腹心(ふくしん)を布(し)く
《「春秋左伝」宣公十二年から》思っていることを残らず打ち明ける。
ふくじゅ‐そう【福寿草】
キンポウゲ科の多年草。北地に多く、高さ10〜20センチ。早春、黄色い花を1個開き、やがて茎が伸び、羽状に細かく切れ込む複葉を互生する。盆栽にして正月の飾り物とする。根は強心薬になる。元日草。こと...
服(ふく)の衷(ちゅう)ならざるは身(み)の災(わざわ)いなり
《「春秋左伝」僖公二四年から。「衷」は、かなう、つりあう意》ふさわしくない服装は人に怪しまれて災いを招くもとになるということ。鄭の子臧(しぞう)が身分不相応な服装をしたために殺された故事による。