ゆめ‐すけ【夢助/夢介】
1 夢中になって遊興する人を人名のようにいう語。「色道二つに寝ても覚めても—と替名よばれて」〈浮・一代男・一〉 2 よく眠る人、また、夢見ているようにぼんやりした人などを人名のようにいう語。「酔...
ゆめ‐の‐うきはし【夢の浮橋】
夢の中のあやうい通い路。また、はかないものの意。「春の夜の—とだえして峰にわかるる横雲の空」〈新古今・春上〉 源氏物語第54巻(最終巻)の巻名。薫大将、28歳。出家した浮舟の行方を薫が確かめ...
夢(ゆめ)の徴(しるし)
何かの前兆を夢で見ること。「春の夜の—はつらくとも見しばかりだにあらば頼まむ」〈新古今・恋五〉
ゆめみ‐づき【夢見月】
陰暦3月の異称。《季 春》
ゆ‐らい【由来】
[名](スル)物事がそれを起源とするところ。また、物事が今までたどってきた経過。来歴。由緒。いわれ。「伝説に—する地名」「神社の—を調べる」 [副]昔からそのようであるさま。もともと。元来。...
ゆら‐らか【揺ららか】
[形動ナリ]ゆらゆらと揺れ動くさま。「髪のうちたたなはりて—なる程」〈春曙抄本枕・三四〉
ゆり‐あ・げる【揺り上げる】
[動ガ下一][文]ゆりあ・ぐ[ガ下二]揺すって上げる。「肩でショオルを—・げながら」〈風葉・青春〉
ゆる‐か【緩か】
[形動ナリ]ゆるやかなさま。「真木の戸をあくれば春やいそぐらん袂にさえし風—なり」〈夫木・一〉
ゆる‐け・し【緩けし】
[形ク]ゆるやかである。「朝まだき—・き風のけしきにて春立ちきぬと知られぬるかな」〈堀河百首〉
ユーゲントシュティール【(ドイツ)Jugendstil】
《「ユーゲント」は青春の意で、ドイツの雑誌の名》ドイツ・オーストリアなどでのアールヌーボー様式の呼称。