うれ【末】
草の葉や茎、木の枝の先端。こずえ。うら。「うちなびく春立ちぬらし我が門(かど)の柳の—にうぐひす鳴きつ」〈万・一八一九〉
うれ・える【憂える/愁える/患える】
[動ア下一][文]うれ・ふ[ハ下二] 1 よくないことになるのではないかと心配する。心を痛める。また、嘆き悲しむ。「日本の将来を—・える」 2 心の苦しみを人に訴える。自分の嘆きを人に告げる。「...
憂(うれ)えを掃(はら)う玉帚(たまははき)
《蘇軾「洞庭春色詩」から》飲むと嫌な事が忘れられることから、酒の美称。
うわ‐づみ【上積み】
[名](スル) 1 積み荷の上にさらに荷を積むこと。積み荷の上のほうに積むこと。また、その荷物。うわに。⇔下積み。 2 船の甲板に積んだ荷物。 3 ある決まった数量や金額などに、さらにある数量や...
うわみず‐ざくら【上溝桜/上不見桜】
バラ科サクラ属の落葉高木。山野に自生。樹皮は紫褐色で、小枝は秋に脱落。葉は楕円形で先がとがり、縁に鋭いぎざぎざがある。晩春、葉よりあとに、白色の小花を多数つけ、実は丸く、熟すと黒い。つぼみや未熟...
うんぜん‐つつじ【雲仙躑躅】
ツツジ科の常緑低木。山地に自生。枝の先が細く、小さい葉を密生する。春、淡紅色の花が咲く。関東西部から九州にかけて分布するが、雲仙岳には自生しない。
うんどう‐かい【運動会】
1 学校や職場、地域などで、多くの人が集まって運動競技や遊戯を楽しむ行事。《季 秋》 2 東京大学などにおける「体育会」の称。 [補説]1は、当初は遠足・ピクニックの意であったが、明治30年(1...
うんりんいん【雲林院】
謡曲。三番目・四番目物。金春(こんぱる)以外の各流。伊勢物語を愛読する芦屋公光(きんみつ)が霊夢によって雲林院に行くと、在原業平の霊に会う。
⇒うりんいん(雲林院)
え【枝】
草木のえだ。「梅が—」「下—(しずえ)」「槻(つき)の木のこちごちの—の春の葉の」〈万・二一〇〉
えい【衛】
中国、春秋時代の列国の一。周の武王の弟康叔(こうしゅく)を祖とする。現在の河北省南西部から河南省北部にわたる地域を領し、殷(いん)の旧都朝歌に都したが列国の圧迫でしばしば遷都。前209年、秦(し...