えい【郢】
中国、春秋時代の楚(そ)の国の都。現在の湖北省江陵県北部にあったと伝えられるが、楚はどこへ遷都してもそこを郢とよんだともいう。
えい‐きょく【郢曲】
1 中国の春秋時代、楚(そ)の都、郢で歌われた卑俗な歌曲。転じて、はやり歌。俗曲。 2 平安から鎌倉初期の歌謡の総称。平安初期には神楽歌・催馬楽(さいばら)・風俗歌・朗詠をさし、中期に今様、後期...
えいざん‐すみれ【叡山菫】
スミレ科の多年草。山地の樹下に生え、高さ約10センチ。葉は細く裂けている。春、淡紫白色または淡紅色の香りのある花を開く。本州・四国・九州に分布。えぞすみれ。《季 春》
エイジ
重松清の長編小説。東京近郊に住む中学生エイジを通して、現代に生きる思春期の少年たちの姿を描く。平成10年(1998)に「朝日新聞」で連載された作品を加筆・再構成して翌平成11年(1999)刊。同...
えい‐じつ【永日】
1 日中がながく感じられる春の日。春の日なが。永き日。《季 春》 2 《いずれ日ながの折にゆっくり会おうの意から》別れのあいさつや手紙の結びに用いる語。「—、—と暇乞(いとまご)ひして帰りけり」...
えい‐だつ【穎脱】
[名](スル)《「史記」平原君伝から。袋に包んだ錐(きり)の穂先が自然と突き出る意》才能が特にすぐれていること。「春之助の頭脳は、中学校へはいってから再び忽(たちま)ち—して」〈谷崎・神童〉
エイヤフィヤトラヨークトル‐ひょうが【エイヤフィヤトラヨークトル氷河】
《Eyjafjallajökull》アイスランド南部にある氷河。ミールダルスヨークトル氷河の西に位置する比較的小規模な氷河。標高1666メートルの火山を覆っており、2010年春に噴火した際には、...
えい‐よう【永陽】
昼の長い春の日。特に正月にいう語。永日。《季 新年》
えき‐えき【役役】
[ト・タル][文][形動タリ]苦心して努めるさま。「建築家の—としてその業に従うや…楼閣を起こすの算あり」〈藤村・春〉
えご‐えご
[副](スル) 1 肩を前後左右に揺するさま。「欽哉は肩を—させながら」〈風葉・青春〉 2 肥え太ったさま。また、太って動作がのろいさま。のそのそ。「大きな腹だよのう。われながらなぜこんなに—す...