あさ‐ざくら【朝桜】
朝、露を受けて咲いている桜。《季 春》「—みどり児に言ふさやうなら/草田男」
あさじ‐が‐はら【浅茅ヶ原】
奈良市奈良公園にある丘。[歌枕]「春日野の—におくれ居て時そとも無しわが恋ふらくは」〈万・三一九六〉 江戸時代、東京都台東区橋場付近にあった野原。
あさだ
カバノキ科の落葉高木。春、黄褐色の雄花と雌花とが尾状につく。材は堅く光沢があって耐久性に富み、床板・家具・器具に使用。
あさ‐つき【浅葱/糸葱】
1 ヒガンバナ科の多年草。地下茎はラッキョウに似る。葉は淡緑色の筒状でネギに似る。食用として栽培。せんぼんわけぎ。せんぶき。《季 春》「—よ香をなつかしみ妹が里/紫里」 2 葉ネギを若いうちに収...
あさと‐で【朝戸出】
朝、戸を開けて外に出ること。朝、外出すること。⇔夜戸出(よとで)。「—の君が姿をよく見ずて長き春日(はるひ)を恋ひや暮らさむ」〈万・一九二五〉
あさ‐ね【朝寝】
[名](スル)朝遅くまで寝ていること。あさい。「休日なので—してしまった」《季 春》「旅にあることも忘れて—かな/虚子」
あさのは‐かえで【麻の葉楓】
ムクロジ科の落葉高木。関東以西の深山に生える。葉は五つに裂けていて麻の葉に似る。雌雄異株。春に淡黄色の小花が総状につく。実には2枚の翼片がある。
あさり【浅蜊】
マルスダレガイ科の二枚貝。淡水の流れ込む浅海の砂泥地にすむ。殻長約4センチ。殻表は粗い布目状で、模様は変化に富む。食用。あさりがい。《季 春》
あざらし【海豹】
食肉目アザラシ科の哺乳類の総称。陸上では、後肢が後方に向いたままで、前肢で体を引きずって前進する。クラカケアザラシ・ゴマフアザラシ・ゾウアザラシなど約20種が、世界各地の海洋、特に北洋に多く、淡...
アザレア【azalea】
ツツジ類の園芸品種の総称。葉柄がサツキより長く、花は大形で、白・紅・肉色などさまざま。中国の四川(しせん)・雲南地方の原種からヨーロッパで改良され、150以上の品種がある。アゼリア。せいようつつ...