さだ【時】
時機。また、盛りの年齢。→時(さだ)過ぐ
さ‐だ【蹉跎】
[名](スル)つまずいて時機を失すること。「嗚乎呉を沼にするの志、空く—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
[形動タリ]時機を逸しているさま。不遇であるさま。「日暮れ、塗(みち)遠し。吾が生(しゃ...
さだ‐す・ぐ【時過ぐ】
[動ガ上二] 1 時機を失する。「沖つ波辺波の来寄る左太の浦のこの—・ぎて後恋ひむかも」〈万・二七三二〉 2 盛りの年齢を過ぎる。「いと—・ぎ、ふるぶるしき人の」〈枕・八三〉
しお‐どき【潮時】
1 潮の満ちる時、また、引く時。 2 物事を始めたり終えたりするのに、適当な時機。好機。「—を待つ」「ピッチャー交代の—」 3 時間。特に、一日のうちで出産や死亡の多く起こる時間。潮の干満の時刻...
しお‐まち【潮待ち】
1 船の航行に適した潮を待つこと。 2 よい時機・機会を待つこと。「うら茶屋ばいりの—もたいぎだから」〈魯文・安愚楽鍋〉
しに‐どき【死に時】
死ぬ時。死ぬべき時。死ぬのにふさわしい時機。
証文(しょうもん)の出(だ)し後(おく)れ
証文を差し出すべき時機を失する意から、手遅れで何の効力もないことのたとえ。
しん‐たい【進退】
[名](スル)《古くは「しんだい」とも》 1 進むことと退くこと。動くこと。「常人の情は兎角世の風潮に従いて—する者にて」〈西村茂樹・日本道徳論〉 2 身を動かすこと。立ち居振る舞い。「挙止—」...
じ【時】
[音]ジ(呉) [訓]とき [学習漢字]2年 〈ジ〉 1 月日の移りかわり。その間の一点。とき。「時間・時候・時刻・時日/暫時・四時(しじ・しいじ)・瞬時・常時・定時・同時・日時」 2 ある一...
じ‐げん【時言】
1 《「論語」憲問の「夫子時ありて然るのちに言う」から》適切な時機に言う言葉。 2 時局に関して述べる言葉。時の言葉。