じ【時】
[音]ジ(呉) [訓]とき [学習漢字]2年 〈ジ〉 1 月日の移りかわり。その間の一点。とき。「時間・時候・時刻・時日/暫時・四時(しじ・しいじ)・瞬時・常時・定時・同時・日時」 2 ある一...
時雨(じう)の化(か)
《「孟子」尽心上から》君主の仁徳を、時雨が草木を潤し成長させるのにたとえていう言葉。
すさ・ぶ【荒ぶ/進ぶ/遊ぶ】
《上代は上二段活用であるが、平安時代ころから四段にも活用するようになった》 [動バ五(四)] 1 気持ちや生活態度にゆとりやうるおいなどがなくなる。とげとげしくなる。荒れる。「心が—・ぶ」 2...
せみ‐しぐれ【蝉時雨】
多くの蝉が一斉に鳴きたてる声を時雨の降る音に見立てた語。《季 夏》 [補説]書名別項。→蝉しぐれ
せん【蝉】
[人名用漢字] [音]セン(漢) [訓]せみ 〈セン〉 1 昆虫の名。セミ。「蝉蛻(せんぜい)/寒蝉・秋蝉」 2 連なって美しい。「蝉鬢(せんびん)」 〈せみ(ぜみ)〉「蝉時雨(せみしぐれ)...
そげ‐た・つ
[動タ四]《「そげだつ」とも》 1 しょんぼりする。「頼平—・つ顔ふり上げ」〈浄・関八州繋馬〉 2 鳥肌がたつ。「ぞっと—・つ露時雨」〈浄・蘆屋道満〉
袖(そで)に時雨(しぐ)・る
袖に時雨が降りかかる。袖に涙が落ちるたとえ。「我ながら思ふか物をとばかりに—・るる庭の松風」〈新古今・雑中〉
そで‐の‐しぐれ【袖の時雨】
「袖時雨(そでしぐれ)」に同じ。「野山のけしき、まして—をもよほしがちに」〈源・椎本〉
そばえ【戯へ】
日照り雨。「時雨しければ、ばらばらの—や神の留守見舞」〈西国船〉
そろそろと北山時雨(きたやましぐれ)
「来た」に「北山」の「きた」を掛け、そろそろやって来たということをしゃれていった言葉。→北山時雨