じねん‐ち【自然智】
仏語。その人間に生来備わっているすぐれた智慧。師の教えを受けないで、自然に悟りを開いた智。
じゃ‐ち【邪知/邪智】
悪事に働く知恵。悪知恵。奸知(かんち)。「—にたける」
じょうしょさ‐ち【成所作智】
仏語。四智または五智の一。仏が自他のなすべきことを成就せしめる智慧(ちえ)。
じょう‐ち【上知/上智】
1 すぐれた知恵。また、すぐれた知恵をもつ人。⇔下愚(かぐ)。 2 《(ギリシャ)sophiā》真の知恵。キリスト教では神をおそれることをもって真の知恵とする。
じん‐ち【人知/人智】
人間の知恵。人間の知能。「—を尽くす」「—の及ぶところではない」
じん‐ち【仁知/仁智】
仁愛も知恵もあること。思いやりがあって賢いこと。
せけん‐ち【世間知/世間智】
1 処世に必要な知恵。世知。「—にたけた人」 2 仏語。楞伽(りょうが)経に説く三智の一。世俗の知恵。世知。
せ‐ち【世知/世智】
[名・形動] 1 世渡りの知恵。「—にたけた人」 2 仏語。世俗に生きる凡夫の知恵。 3 抜け目のないこと。けちなこと。また、そのさま。「親の—なる事を見習ひ、八歳より墨に袂(たもと)をよごさず...
せん‐ち【浅知/浅智】
浅薄な知恵。「短才—」
ぜん‐ち【全知/全智】
すべてを見きわめる知恵。完全な知恵。