うん【暈】
太陽や月などの周囲に見える、輪状の光。かさ。
うん【暈】
[音]ウン(呉)(漢) [訓]かさ ぼかす 1 日や月の周りにできる薄い光の輪。かさ。「月暈・日暈」 2 めまい。「眩暈(げんうん)」 3 ぼかし。「暈繝(うんげん)」 [難読]眩暈(めまい)
かいてんせい‐めまい【回転性目眩/回転性眩暈】
自分自身または周囲が回転しているような感じを伴うめまい。メニエール病・良性発作性頭位めまい症などの耳の病気や、小脳や脳幹の前庭に関係する部位に急激な障害が生じたときに起こる。→浮動性眩暈
かえり‐ぐま【返り隈/返り暈】
日本画で、彩色した上を白色や明るい色調の顔料などで隈取ること。逆隈(さかぐま)。
かさ【暈】
《「笠」と同語源》太陽や月の周囲にできる淡い光の輪。光が高層大気中に浮かぶ氷の微細な結晶を通過するときに屈折して起こる。日暈(ひがさ)・月暈(つきがさ)の類。光環(こうかん)。ハロー。うん。
くま【隈/曲/阿】
1 曲がって入り込んだ所。また、奥まった所。もののすみ。片隅。「川の—」「光到らぬ—もなし」〈樗牛・滝口入道〉 2 物陰になっている暗がり。陰になった所。「停車場(ステーシヨン)前の夜の—に、四...
げつ‐うん【月暈】
月の周囲に現れる輪状の光暈。月の光が細かい氷の結晶からできている雲に反射・屈折して起こる。つきのかさ。
げん‐うん【眩暈】
《「けんうん」とも》めまい。
こう‐うん【光暈】
輝いているものの周辺に見える、淡い光のかさ。特に、ハレーションのこと。
しんさらやしきつきのあまがさ【新皿屋舗月雨暈】
歌舞伎狂言。世話物。3幕。河竹黙阿弥作。明治16年(1883)東京市村座初演。「播州皿屋敷」に材をとっているが、2幕目の魚屋(さかなや)宗五郎の酒乱の演技が見どころ。通称「魚屋宗五郎」。