甑(こしき)に坐(ざ)するが如(ごと)し
《韓愈「鄭羣贈簟詩」から》甑に座って下から蒸されているようである。夏の暑さのはなはだしいさまのたとえ。
こた・える【堪える】
[動ア下一][文]こた・ふ[ハ下二] 1 耐える。こらえる。がまんする。「—・えられない暑さが続く」→堪(こた)えられない「一呼吸(いき)でも—・えられるか何(ど)うだか」〈鏡花・歌行灯〉 2 ...
呉牛(ごぎゅう)月(つき)に喘(あえ)ぐ
《「世説新語」言語から》呉牛は暑さをいやがるあまり、月を見ても太陽と見誤って喘ぐ。取り越し苦労をするたとえ。
ごく‐しょ【極暑】
きわめて暑いこと。夏の暑さの盛り。《季 夏》「蓋あけし如く—の来りけり/立子」⇔極寒(ごっかん)。
ごく‐ねつ【極熱】
きわめてあついこと。また、はなはだしい暑さ。「—の太陽」
ご‐ねつ【午熱】
昼ひなかの暑さ。日中の暑気。
さかり【盛り】
1 物事の勢いが頂点に達していること。また、その時期。「暑さが—を過ぎる」「食べたい—の子供達」「みかんの—」 2 人の一生のうちで心身ともに最も充実した状態・時期。「人生の—を越す」 3 動物...
さむ‐さ【寒さ】
寒いこと。また、その程度。《季 冬》「書を売って書斎のすきし—哉/露伴」⇔暑さ。
ざん‐えん【残炎/残焔】
1 消え残っている炎。 2 秋になっても残る暑さ。残暑。
ざん‐しょ【残暑】
立秋を過ぎてもなお残る暑さ。《季 秋》「草の戸の—といふもきのふけふ/虚子」