くもら・す【曇らす】
[動サ五(四)] 1 太陽・月・空などを曇るようにする。「僕の涙で必ず月は—・して見せるから」〈紅葉・金色夜叉〉 2 透明の度合いや光り方などをにぶくさせる。「湯気が鏡を—・す」 3 心配や悲...
くもり‐がち【曇(り)勝ち】
[形動]曇ることが多いさま。曇りやすいさま。「—な天気が続く」「表情は—だった」
さかはてるてる【坂は照る照る】
小唄。本調子。鈴鹿馬子唄の「坂は照る照る鈴鹿は曇る、間(あい)の土山(つちやま)雨が降る」を小唄化したもの。
ささがに‐の【細蟹の】
[枕] 1 蜘蛛(くも)の意から、「蜘蛛」また同音の「雲」「曇る」にかかる。「—くものふるまひ哀れなり」〈玉葉集三〉 「—曇らぬ空に雨のみぞ降る」〈後拾遺・雑三〉 2 蜘蛛の糸の意から、「糸」ま...
さし‐くも・る【差し曇る】
[動ラ四]曇る。「時雨にも雨にもあらぬ初霧のふるにも空は—・りけり」〈夫木・一〇〉
しお‐ぐもり【潮曇(り)】
潮が満ちてくるときの水蒸気で、空が曇ること。また、潮けのため海上が曇って見えること。
しも‐ぐもり【霜曇(り)】
霜の置くような寒い夜や朝に空が曇ること。「或—に曇った朝」〈芥川・玄鶴山房〉
たな‐ぐもり【棚曇(り)】
《「たな」は接頭語》空一面に雲が広がること。すっかり曇ること。とのぐもり。
たな‐ぐも・る【棚曇る】
[動ラ四]空一面に雲が広がる。すっかり曇る。とのぐもる。「—・り雪は降り来(く)さ曇り雨は降り来(く)」〈万・三三一〇〉
ダリア【dahlia】
キク科の多年草。高さ1.5〜2メートル。地下の塊根から芽が出る。葉は羽状に裂ける。夏から秋にかけ赤・紫・黄色などの大形の花が咲く。メキシコ原産。観賞用に栽培され、多くの品種がある。名はスウェーデ...