ろう‐くつ【老屈】
年老いて腰が曲がること。また、年老いて体力の衰えること。〈日葡〉
ろうさい‐ぶし【弄斎節】
《弄斎という僧侶が隆達(りゅうたつ)節を変化させて始めたところからという》江戸初期の流行歌謡。京都の遊里で発生し、のち江戸でも流行。はやり歌の三味線伴奏と七七七五の詞形の確立を促し、地歌・箏曲(...
ろうじょ‐もの【老女物】
老女をシテとする能。「関寺小町」「檜垣(ひがき)」「姨捨(おばすて)」「鸚鵡小町(おうむこまち)」「卒都婆小町(そとばこまち)」の5曲をさす。特に「関寺小町」「檜垣」「姨捨」を三老女といい、最高...
ろうだいこ【籠太鼓/弄太鼓】
謡曲。四番目物。脱獄した夫の身代わりに牢に入れられた妻が、狂乱して牢に掛けてある鼓を打って舞うと、同情した領主が夫婦を許す。
ろう‐ひつ【弄筆】
1 文を必要以上に飾って書くこと。 2 事実を曲げて書くこと。曲筆。
ロカイユ【(フランス)rocaille】
《小石・砂利の意》 1 ルネサンス期を中心に、庭園に造られた人工の洞窟(どうくつ)。 2 岩・貝などをかたどった曲線状の装飾文様。ロココ美術の基本的要素の一。
ろく‐ざい【肋材】
船の竜骨と組み合わせて船底と両舷を形づくる、湾曲した肋骨状の骨組み材。肋骨。
ろく‐しゃく【六尺】
1 1尺の6倍。一間(いっけん)。曲尺(かねじゃく)で約1.8メートル。 2 「六尺褌(ろくしゃくふんどし)」の略。 3 「六尺棒」の略。
ろくだん【六段】
箏曲(そうきょく)。八橋検校(やつはしけんぎょう)作曲。52小節からなる段を六段集めた純器楽曲。のちに替手(かえで)のほか、三味線や尺八の曲にも編曲され、それらと合奏することもある。六段の調(し...
ろく‐ばん【肋板】
船体の湾曲部を形作る、肋材の間に差し込んである鋼鉄板。