えい【曳】
[人名用漢字] [音]エイ(呉)(漢) [訓]ひく 引きずる。引き寄せる。「曳航・曳船・曳光弾/牽曳(けんえい)・揺曳」 [名のり]のぶ [難読]媾曳(あいびき)
えい‐こう【曳航】
[名](スル)船が他の船や荷物を引いて航行すること。「客船を埠頭(ふとう)まで—する」
えい‐こう【曳行】
[名](スル)車などで、引っ張って行くこと。「故障車を工場まで—する」
えいこう‐だん【曳光弾】
弾道がわかるように光を発しながら飛ぶ弾丸。
えい‐せん【曳船】
海上・河川などで、自力で航行できない船や筏(いかだ)などを引いていくこと。また、そのための船。タグボート。ひきふね。
えい‐はく【曳白】
《「唐書」苗晋卿伝の、情実で合格した張奭(ちょうせき)が再試験で白紙を出した故事から》紙筆を持ちながら、詩文を作ることができないこと。
えい‐び【曳尾】
《「荘子」秋水の、荘子が亀にとっては死んで骨を尊ばれるよりは、生きて泥の中に尾をひいてはい回っているほうがよいというたとえをもって、楚(そ)王からの任官のさそいを謝絶した故事から》仕官して束縛さ...
えい‐れつ【曳裂】
両方へ引っ張る力のために地殻が引き裂かれ、断層ができること。
ひき‐あみ【引(き)網/曳き網】
水中を引き回したり、浜や船に引き寄せたりして魚を捕る網。また、その漁法。地引き網・トロール網など。
ひき‐がき【引(き)柿/曳き柿】
布などに柿渋(かきしぶ)を引くこと。また、その布。「あひあひ—したる摺り尽しの直垂(ひたたれ)に」〈義経記・一〉