さらしなにっき【更級日記】
平安中期の日記。1巻。菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)作。康平3年(1060)ころの成立。作者13歳の寛仁4年(1020)、父の任国上総(かずさ)から帰京する旅に始まり、51歳で夫の橘俊...
さらしな‐やま【更科山】
長野県北部の冠着(かむりき)山の古称。月の名所。[歌枕]→姨捨山(おばすてやま)
さら‐ち【更地/新地】
1 手入れがされていない空き地。 2 建物がなく、すぐにも建物を建てることのできる宅地や工業用地。「—にして売り出す」
さら‐とい【更問い】
質問の回答に対して、さらに質問すること。
さら・なり【更なり】
[形動]⇒さら(更)
さら‐なる【更なる】
[連体]《文語形容動詞「更(さら)」の連体形から》一層の。ますますの。「—発展を望む」
さら‐に【更に】
[副] 1 同じことが重なったり加わったりするさま。重ねて。加えて。その上に。「—一年の月日が過ぎた」「—こういう問題もある」 2 今までよりも程度が増すさま。前にも増して。いっそう。ますます。...
更(さら)にもあら◦ず
「更にも言わず」に同じ。「供養の日のありさまのめでたさは、—◦ずや」〈大鏡・道長上〉
更(さら)にも言(い)わ◦ず
改めて言うまでもない。もちろんである。「若き人々かなしきことは—◦ず」〈源・桐壺〉
さら‐ゆ【新湯/更湯】
沸かしたばかりで、まだだれも入らない風呂。あらゆ。「老人に—は毒だ」