ふか・す【更かす】
[動サ五(四)] 1 夜遅くまで起きている。夜ふかしをする。「議論で夜を—・す」 2 夜がふけるのを待つ。「のたまひし餅(もちひ)、忍びていたう夜—・して持て参れり」〈源・葵〉
ふ・く【更く/深く】
[動カ下二]「ふ(更)ける」の文語形。
ふけ【更/深】
1 深くなること。夜・季節・年月などがふけること。「夜—」「はかなくもわが世の—を知らずしていざよふ月を待ちわたるかな」〈千載・雑上〉 2 (深)「深田(ふけた)」の略。〈和英語林集成〉→ふかだ...
ふけ‐まい【蒸け米/更け米】
湿気や虫害などでいたんだ米。
ふけまち‐づき【更け待ち月】
《夜が更けてから月の出を待つところから》陰暦20日の夜の月。特に陰暦8月20日の月。《季 秋》
ふけ‐ゆ・く【更け行く】
[動カ五(四)]夜が深くなっていく。「—・く秋の夜長」
ふ・ける【更ける/深ける】
[動カ下一][文]ふ・く[カ下二]《「ふか(深)」の動詞化》 1 夜中に近くなる。夜が深まる。「夜がしんしんと—・ける」 2 季節が深まる。「秋がしだいに—・ける」
ふけ‐わた・る【更け渡る】
[動ラ五(四)]夜がすっかり更ける。「夜も—・る丑(うし)三つ時」