ぎょくせんじょう【玉泉帖】
平安時代、小野道風が白楽天の詩を楷・行・草3書を混用して書写したもの。名は巻首の詩句「玉泉南澗花奇恠」から。
く‐こう【供講】
法華経などを書写したのち、供養し講讃(こうさん)すること。
けちえん‐ぎょう【結縁経】
仏縁を結ぶために経文、多くは法華経を書写して供養すること。
げ‐がき【夏書(き)】
[名](スル)仏語。夏安居(げあんご)の期間中、経文を書写すること。また、書写した経文。《季 夏》「なつかしき—の墨の匂ひかな/蕪村」
げがき‐おさめ【夏書(き)納め】
仏語。夏解(げあき)の日に、安居(あんご)中に書写した経文を寺に納めること。《季 秋》
げ‐きょう【夏経】
夏安居(げあんご)の際にする読経。また、その際に書写した経文。《季 夏》
げん‐しょ【原書】
1 翻訳書・書写本などに対して、そのもとになっている書物。原本。 2 外国の文字で書かれている書物。特に欧米の書物。洋書。
こ‐しゃきょう【古写経】
古い時代に書写した経文。主に室町時代以前のものをいう。
こ‐てんせき【古典籍】
明治元年(1868)頃以前に、日本で書写または印刷された書籍や記録文書で、現代において価値が認められるもの。
ごしゅ‐ほうし【五種法師】
「法華経」法師品に説く、修行者の五つのあり方。受持・読経・誦経(ずきょう)・解説(げせつ)・書写。ごしゅほっし。