にちまん‐ぎていしょ【日満議定書】
昭和7年(1932)日本と満州国との間で結ばれた協定。満州国は領土内の日本の権益を尊重し、日本軍の駐留を認めることなどが規定された。国際連盟のリットン報告書の公表に先立って行われた。
にっかん‐ぎていしょ【日韓議定書】
明治37年(1904)日露開戦とともに、日本と韓国の間に締結された協約。韓国の安全のためとして、戦争遂行に必要な諸便宜を韓国が提供すると約したもので、日本の韓国植民地化の第一歩となった。
にっぽじしょ【日葡辞書】
《原題、(ポルトガル)Vocabvlario da Lingoa de Iapam》日本語辞書。2冊。イエズス会宣教師数名の共編。本篇は慶長8年(1603)長崎学林刊。補遺は慶長9年(1604)...
にていぜんしょ【二程全書】
中国の思想書。68巻。明の徐必達校訂。1606年刊。北宋の程顥(ていこう)・程頤(ていい)兄弟の文集・語録・著述などを集大成したもの。宋学の先駆となる著作集。
にほんかがくぜんしょ【日本歌学全書】
佐佐木弘綱と信綱の共同編著による和歌の叢書。全12巻。明治23年(1890)から明治24年(1891)にかけて刊行。
にほんだいじしょ【日本大辞書】
山田美妙の編著による国語辞典。明治25年(1892)から明治26年(1893)にかけて全11巻(付録1巻)を刊行。日本の国語辞書で初めてアクセントを記述した辞書として知られる。
にゅういんしんりょうけんさ‐けいかくしょ【入院診療計画書】
入院する患者の病名、症状、治療計画、検査・手術の内容・日程、推定される入院期間などを記載した書面。医療機関が作成し、患者またはその家族に渡す。
にょうぼう‐ほうしょ【女房奉書】
天皇の側近の女房が天皇の意思を奉じて発給した仮名書きの文書。ふつう、散らし書きで書かれる。鎌倉時代からみられ、室町後期には勅命を伝える文書の主流となった。
にんそう‐がき【人相書(き)】
犯罪者や行方不明者を捜すために、その顔つきの特徴などをかいて配布するもの。
にんだく‐ちょうしょ【認諾調書】
民事訴訟において、被告の認諾の内容を記載した調書。確定判決と同一の効力をもつ。