わたしだけのへや【私だけの部屋】
《原題A Room of One's Own》ウルフの著書。ケンブリッジ大学の女子寮で行われた講義にもとづく評論集。1929年刊。女性と文学、女性の自立の問題などを語る。別邦題「自分だけの部屋」。
わた・す【渡す】
[動サ五(四)] 1 人や荷物を舟で向こう岸に運ぶ。「船で人を—・す」 2 物の上を越えて、一方から他方へ物がとどくようにする。またがらせる。かける。「橋を—・す」「綱を—・す」 3 こちらの手...
わた‐つ‐うみ
《「わたつみ」が「渡津海」などと書かれたため、「み(神)」を誤って「海」と解釈してできた語》海。大海。わたつみ。「袖ぬれて海人(あま)の刈りほす—のみるをあふにてやまむとやする」〈伊勢・七五〉
わた‐ぬき【綿抜き】
1 綿入れの綿を抜いて袷(あわせ)にすること。また、その袷。《季 夏》 2 《「四月朔日」とも書く》綿入れから袷に衣替えをすること。また、それが行われる陰暦4月1日のこと。《季 夏》
わたり‐がゆ【渡り粥】
1 新築祝いなどの時にふるまう粥。家(や)移り粥。 2 粥をふるまうこと。「—の饗、設けて文つくる」〈源順集・詞書〉
わた・る【渡る/渉る】
[動ラ五(四)] 1 間を隔てているものの一方から他方へ越えていく。「浅瀬を歩いて—・る」「橋を—・る」「廊下を—・る」 2 船や飛行機で海外へ行く。また、海外から来る。鳥が繁殖地と越冬地の間を...
ワディ‐ムジブ【Wadi Mujib】
ヨルダン西部の渓谷地帯。マダバとカラクの中間に位置し、死海東部に注ぐ。旧約聖書にアルノン川の名で登場する。死海沿岸はアイベックスをはじめとする野生動物の宝庫として知られ、保護区に指定されている。
ワディ‐ラム【Wadi Rum】
ヨルダン南部の峡谷地帯。サウジアラビアとの国境近くに位置している。「月の谷」とも称され、荒涼とした砂漠が広がる。T=E=ローレンスの著書の題名にもなった「知恵の七柱」や、標高1754メートルのラ...
わ‐とじ【和綴じ】
印刷した和紙を二つ折りにし、1冊にまとめて右側を糸でとじる製本様式。また、その書物。大和綴じ・四つ目綴じ(明朝綴じ)・麻の葉綴じなどがある。
わ‐の‐ごおう【倭の五王】
中国南北朝時代の「宋書」などの史書に記載される讃・珍・済・興・武の五人の倭国王。讃は応神あるいは仁徳か履中、珍は反正あるいは仁徳、済は允恭、興は安康、武は雄略の各天皇に比定されている。