かえ‐づる【替(え)弦】
掛け替えの弓弦(ゆづる)。予備の弓弦。副弦(そえづる)。
かえ‐で【替手】
《「かえて」とも》 1 交替する人。 2 箏(そう)や三味線などで、基本旋律である本手(ほんて)に対し、それと合奏するように作られた別の旋律。また、その演奏者。
かえ‐な【替(え)名/代え名】
1 本名にかえて用いる名。変名。 2 芝居で俳優が扮(ふん)する役の名。
かえ‐の‐かた【替の型】
1 能で、普通と違った型で演じること。また、その型。 2 能で1がそのまま小書(こがき)の名となったもの。
かえ‐ば【替(え)刃】
安全かみそりなどで、取りかえて使うかわりの刃。
かえ‐ぶた【替(え)蓋】
1 取り替えぶた。 2 茶の湯釜・水指・茶入れなどで、本体とは材質の異なった象牙・木地・漆塗りなどで作られたふた。⇔共蓋(ともぶた)。
かえ‐まい【替米】
中世の為替の一。遠隔地へ米を送るのに、現物のかわりに手形を組んで送るもの。替銭(かえせん)と合わせて、当時、為替(かわし)といった。かわしまい。→替銭
かわし‐まい【替米】
⇒かえまい
かえ‐まさり【替へ優り】
取りかえた結果が前よりよくなること。⇔替え劣り。「げに—もや覚えまし」〈狭衣・一〉
かえ‐もん【替(え)紋】
定紋(じょうもん)のかわりに用いる紋。裏紋。