か・う【換ふ/替ふ/代ふ】
[動ハ下二]「か(換)える」の文語形。
かえ【代え/替え/換え】
1 かわりになるもの。予備。「靴下の—」 2 取りかえること。引きかえ。
かえ‐あい【替間】
能の間(あい)狂言における特殊演出。常の演出と、全部演出が変わる場合と、一部変わる場合とがある。
かえ‐うた【替(え)歌】
ある歌を、旋律はそのままにして歌詞だけ替えて歌うもの。
かえ‐おとり【替へ劣り】
物を交換して、前より劣ったものを得ること。悪いものにかえること。⇔替え優(まさ)り。「平家に源氏—したり」〈平家・八〉
かえ‐おや【替(え)親】
「契約親(けいやくおや)」に同じ。
かえ‐かご【替え駕籠】
江戸時代、宿駅で駕籠を乗り換えること。また、その駕籠。→通し駕籠
かえ‐ぎ【替(え)着】
着替えの着物。着替え。
替(か)え着(ぎ)なしの晴(は)れ着(ぎ)なし
常にいい衣服を着ているが、それ1枚だけで着かえる衣服がないこと。
かえ‐ことば【替へ詞/替へ言葉】
合い言葉。符牒(ふちょう)。「この若衆を墓原といへるは、一夜の情代銀三枚あげし—なり」〈浮・男色大鑑・六〉