うち‐の‐うえ【内の上】
天皇のこと。うち。うえ。うちのみかど。「まろは、—よりも宮よりも、母をこそまさりて思ひ聞ゆれば」〈源・御法〉
うちのうら‐うちゅうくうかんかんそくじょ【内之浦宇宙空間観測所】
鹿児島県肝属(きもつき)郡肝付(きもつき)町にある、科学観測ロケットや科学衛星の打ち上げとそれらの追跡・データ取得などを行う施設。昭和37年(1962)設置。JAXA(ジャクサ)(宇宙航空研究開...
うち‐の‐え【内の重】
いくえにも垣のある宮殿の内側。御門の内。「海若(わたつみ)の神の宮の—の妙(たへ)なる殿に」〈万・一七四〇〉
うち‐の‐おおの【宇智の大野/内の大野】
奈良県五條市の吉野川沿いにあった野。古代の猟地。宇智の野。[歌枕]「たまきはる—に馬並(な)めて朝踏ますらむその草深野」〈万・四〉
うちのかもり‐の‐つかさ【内掃部司】
律令制で、宮内省に属し、宮中の調度品の調達・管理をつかさどった役所。弘仁11年(820)大蔵省掃部司(かもんづかさ)と合併して掃部寮(かもんりょう)となった。うちのかにもりのつかさ。
うち‐の‐ごしょどころ【内御書所】
平安時代、天皇の書物を保管した所。承香殿(しょうきょうでん)の東の廂(ひさし)にあった。
うち‐の‐しょうでん【内の昇殿】
清涼殿の殿上(てんじょう)の間(ま)に昇ることを許されること。また、院・皇后・東宮の御所に昇ることを許されること。→昇殿
うちのたくみ‐の‐つかさ【内匠寮】
⇒たくみりょう(内匠寮)
うち‐の‐ひと【内の人】
1 一緒に暮らしている人。家族。 2 妻が第三者に対して自分の夫をいう語。「—が、よろしくと言っておりました」
うちのまき‐おんせん【内牧温泉】
熊本県、阿蘇山の火口原にある温泉。泉質は塩化物泉・硫酸塩泉など。阿蘇温泉。