さいごのむすこ【最後の息子】
吉田修一の短編小説。平成9年(1997)第84回文学界新人賞を受賞した、著者のデビュー作。第117回芥川賞の候補作ともなった。同作を表題作とする小説集は、平成11年(1999)の刊行。
さいご‐ば【最期場】
死に場所。最期所。「道端はいかがなり。いざ—を変へまいか」〈浄・丹波与作〉
さいご‐べ【最後屁】
「最後っ屁」に同じ。
最後(さいご)を飾(かざ)・る
物事の最後が立派に仕上がること。また、仕上げること。「祭りの—・る打ち上げ花火」
最期(さいご)を遂(と)・げる
死ぬ。往生を遂げる。「りっぱな—・げる」
さい‐さよく【最左翼】
1 最も急進的なこと。また、そのもの。 2 《もと、軍関係の学校で成績順に右から並んだところから》競争者のなかでいちばん成績の悪いこと。「数学はいつも—だった」
さい‐しゅう【最終】
1 いちばん終わり。「いよいよ—の局面を迎える」「—目標」⇔最初。 2 その日、最後に運行されるバス・電車・汽車・飛行機など。「—に間に合う」
さいしゅう‐かい【最終回】
1 継続・反復して行われた物事の、最後の回。「テレビ番組の—」 2 野球の試合で、攻守を行う最後の回(イニング)。通常は9回で、決着がつかない場合は引き分け、または延長戦となる。
さいしゅう‐こうよう【最終効用】
⇒限界効用
さいしゅう‐さんらんめん【最終散乱面】
現在観測される宇宙背景放射の放出面。ビッグバン以来、膨張を続ける宇宙の歴史において、電磁波が初めて自由に伝播できるようになった宇宙の晴れ上がりの時期に、黒体放射がなされた面のこと。