いた‐び【板碑】
鎌倉時代から江戸初期にかけて盛んに行われた、死者の追善供養のために建てた平たい石の卒塔婆(そとば)。最上部を三角形に作り、その下に深彫りの横線を入れ、仏像・梵字(ぼんじ)、年月日・名前などを刻む...
いにし‐え【古】
《「往(い)にし方(へ)」の意》 1 過ぎ去った古い時代。過ぎ去った月日。昔。過去。「—の都の姿をとどめる」 2 亡くなった人。故人。「—の御許しもなかりし事を」〈源・宿木〉
烏兎(うと)匆匆(そうそう)
月日のたつのが早いさま。→烏兎
うら【裏】
1 ㋐二面ある物の、表面と反対側の面。裏面(りめん)。うしろ。「写真の—に撮影年月日を記す」「紙の表と—を間違える」⇔表。 ㋑物体の、こちらからは見えない向こう側の面。「月の—」 ㋒物体の、下に...
うら‐めい【裏銘】
日本刀の製作者の銘を彫ってある面の裏側にある銘。製作年月日や所持者名などを彫る。⇔表銘。
うんてんけいれき‐しょうめいしょ【運転経歴証明書】
運転免許証の取り消しを行った際に、申請によって交付される証明書。本人の写真とともに、住所・氏名・生年月日、取り消し前5年間の自動車等の経歴が記載される。高齢者の免許証の自主返納を促進するために、...
おく‐がき【奥書】
1 著作や写本などの巻末の、著者名・書写年月日・来歴などについての書き入れ。識語(しきご)。 2 官公署で、書類に記載された事項が真正であることを証明するために末尾に書く文。 3 芸能で、奥義伝...
おく‐づけ【奥付】
書物の末尾に、書名・著者・発行者・印刷者・出版年月日・定価などを記した部分。
おもい‐すぐ・す【思ひ過ぐす】
[動サ四] 1 心に留めず、そのまま過ごす。「かたじけなき方も、心苦しさも、なべての様に—・してやみぬべき心もせねど」〈狭衣・二〉 2 あれこれ思いながら月日を送る。「心憂きことのみ—・ししかば...
おゆ‐らく【老ゆらく】
〔ク法〕《動詞「おゆ」のク語法》老いること。おいらく。「天(あめ)なるや月日のごとく我(あ)が思へる君が日に異(け)に—惜しも」〈万・三二四六〉