あさ‐つゆ【朝露】
朝、降りている露。消えやすいので、古くは、はかないもの、命などにたとえた。《季 秋》「—や膝より下の小松原/几董」
あさつゆ‐の【朝露の】
[枕] 1 朝露の消えやすく、はかない意から「消(け)」「いのち」「わが身」にかかる。「—消やすき我(あ)が身」〈万・八八五〉 「—いのちは生けり恋は繁けど」〈万・三〇四〇〉 2 露がおく意から...
あさづく‐ひ【朝付く日】
朝方の日。朝日。⇔夕付く日。「—さすや岡べの草の葉に」〈拾玉集・一〉
あさ‐づきよ【朝月夜】
⇒あさづくよ
あさ‐づくよ【朝月夜】
1 月が残っている明け方。「—明けまく惜しみ」〈万・一七六一〉 2 明け方まで残っている月。有明の月。あさづきよ。「—さやかに見れば」〈万・七九〉
あさづま【朝妻】
滋賀県米原市朝妻筑摩(あさづまちくま)付近の古名。琵琶湖の東岸。
あさづま‐ぶね【朝妻船】
1 朝妻と大津を往来した渡し船。古代から江戸初めまで、東国からの旅客が利用した。遊女が乗って旅人を慰めることもあった。 2 英一蝶(はなぶさいっちょう)の描いた、遊女が烏帽子(えぼし)・水干(す...
あさ‐づみ【朝摘み】
その日の朝に摘みとること。「—のイチゴ」
あさ‐で【朝出】
朝早く出かけること。特別に朝早くから仕事にかかること。はやで。
あさ‐と【朝戸】
朝開ける戸。「—あくれば見ゆる霧かも」〈万・三〇三四〉