あさ‐びらき【朝開き】
朝、船が港を出ること。朝の船出。「世の中を何にたとへむ—漕(こ)ぎ去(い)にし船の跡なきごとく」〈万・三五一〉
あさ‐ぶさ【朝普茶】
朝食前に食べる菓子の類。「二人の子供が—前、忘れず、必ず桑山(=薬ノ名)呑(の)ませて下され」〈浄・天の網島〉
あさ‐ぶろ【朝風呂】
朝入浴すること。また、朝から沸いている風呂。朝湯。
朝風呂(あさぶろ)丹前(たんぜん)長火鉢(ながひばち)
朝湯に入り、丹前を着て、長火鉢の前に座る意。遊び人などの気楽な生活をいう。
あさ‐ぼらけ【朝ぼらけ】
夜のほのぼのと明けるころ。夜明け方。「あけぼの」より少し明るくなったころをいうか。
あさ‐ぼり【朝掘り】
食用とするものを、朝に地中から掘り出すこと。また、その日の朝に掘り出したもの。「—の筍(たけのこ)」
あさま【朝熊】
三重県伊勢市の地名。
あさ‐ま【朝間】
朝のうち。朝のあいだ。朝。「—の寒い風が吹き通って」〈秋声・あらくれ〉
あさ‐まいり【朝参り】
朝早く社寺に参ること。
あさ‐まだき【朝まだき】
夜の明けきらないころ。早朝。「—より怒鳴り立つるに」〈柳浪・黒蜥蜴〉