どう‐ずり【胴擦り】
塗り上げた漆器や蒔絵(まきえ)を木炭の粉を用いて磨くこと。
どがま‐ずみ【土窯炭】
土窯で焼いた木炭。質がもろくて火がつきやすい。駱駝(らくだ)炭。
にこ‐ずみ【和炭】
松・栗などを原料とした軟らかい木炭。鍛冶(かじ)に用いる。鍛冶屋炭。にきずみ。
ねじ‐き【捩木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、幹が多少ねじれており、若い枝は赤い。葉は楕円形。初夏、白い壺形の小花が並んで下向きに咲く。この木炭で漆器をみがく。かしおしみ。
ねん‐し【念紙】
日本画で、下絵を本紙または壁や板に写しとるときに用いる紙。木炭の粉末やベンガラなどを和紙の裏に塗ったもので、下絵と画面との間に入れ、下絵の輪郭をたどって転写する。
はく‐たん【白炭】
表面が灰白色を帯びた堅い木炭。石がまの中で高温度で焼いたもの。しろずみ。
バイオ‐たん【バイオ炭】
生物資源に由来する炭化物。木炭や竹炭のほか、食品廃棄物などの有機物を炭化したものをさし、土壌改良に用いられる。また、炭素を土中に隔離することで大気中への放出を減らすことができ、地球温暖化対策に役...
ばら‐ずみ【散炭】
1 小枝を焼いてつくった細かい炭。 2 俵(たわら)に詰めないで、ばらで売る木炭。
フキサチーフ【(フランス)fixatif】
《「フィクサチーフ」とも》定着液。木炭やコンテによるデッサンやパステル画の顔料を固定するために用いる。
フュウザン‐かい【フュウザン会】
《(フランス)fusainは木炭・木炭画の意》大正元年(1912)高村光太郎・岸田劉生・万(よろず)鉄五郎らが結成した美術家集団。後期印象派・フォービスムを信奉した最初のグループで翌年には解散し...