あずま‐にしきえ【東錦絵】
《上方の錦絵に対して、江戸で刊行された錦絵の意》浮世絵の一。明和年間(1764〜1772)鈴木春信の創始による。多色、木版刷り。江戸絵。東絵。
あずま‐びと【東人】
東国の人。田舎者の意を含んでもいう。あずまうど。あずまど。「破(わ)り子や何やと、こなたにも入れたるを、—どもにも食はせ」〈源・宿木〉
あせび【馬酔木】
ツツジ科の常緑低木。乾燥した山地に自生。早春、多数の白い壺(つぼ)形の花が総状につく。有毒。葉をせんじて殺虫剤にする。「馬酔木」は、馬がこの葉を食べると脚がしびれて動けなくなるのによる。どくしば...
アセロラ【(スペイン)acerola】
キントラノオ科の常緑低木。南アメリカ・アマゾン流域原産。果実は直径2センチほどで、濃紅色に熟す。果肉はビタミンCを多量に含む。
あぜ‐き【校木】
校倉(あぜくら)造りの外壁として組み上げる木材。
あぜ‐くら【校倉】
三角形・四角形または台形の断面をした木材を井桁(いげた)に組んで外壁とした倉。甲倉(こうそう)。叉倉(さそう)。
あそぶ‐いと【遊糸】
《「遊糸(ゆうし)」の訓読みから》陽炎(かげろう)。いとゆう。「曇りなくなぎたる空に—に琴柱(ことぢ)をたてて帰る雁(かりがね)」〈夫木・五〉
あたがわ‐バナナわにえん【熱川バナナワニ園】
静岡県東伊豆町にある動植物園。昭和33年(1958)開園。動物はワニを中心に飼育し、植物園では熱帯の花木・果樹を中心に展示する。
あたみさつじんじけん【熱海殺人事件】
つかこうへいの戯曲。昭和48年(1973)文学座が初演。翌年、第18回「新劇」岸田戯曲賞(後の岸田国士戯曲賞)受賞。三流の殺人犯を、刑事木村伝兵衛が一流の殺人犯に仕立て上げていく過程を描いた不条...
あたらしき‐むら【新しき村】
武者小路実篤(むしゃのこうじさねあつ)が人道主義的理想の実現を意図し、大正7年(1918)宮崎県児湯(こゆ)郡木城(きじょう)村に設けた農業共同体。のちに、埼玉県入間(いるま)郡毛呂山(もろやま...