いわ‐なし【岩梨】
ツツジ科の常緑小低木。山地に生える。茎は地をはい、葉は長楕円形。早春、淡紅色で釣鐘形の花が数個集まって咲く。実は扁球形で、夏に白く熟し、食べられる。《季 実=夏 花=春》
いわ‐ひげ【岩髭/岩鬚】
1 カヤモノリ科科の褐藻。本州・九州沿岸の波の当たる岩上に群生し、高さ5〜15センチ。軟骨質の糸状で暗褐色をし、乾くと黒くなる。 2 ツツジ科の常緑小低木。本州以北の高山の岩の間に生える。茎にう...
いわや‐と【岩屋戸】
《「いわやど」とも》岩屋の入り口。いわと。「—に立てる松の木汝(な)を見れば昔の人を相見るごとし」〈万・三〇九〉
いん【印】
1 個人・団体・官職のしるしとして文書に押し、その責任や権威を証明するもの。木・竹・石・角・金属などに、文字や記章を彫ったもの。印形(いんぎょう)。判。はんこ。 2 《(梵)mudrāの訳。封印...
いん【蔭】
[人名用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ 〈イン〉 1 草木のかげ。日陰。「樹蔭・緑蔭」 2 他人の助け。おかげ。「庇蔭(ひいん)」 3 父祖の功で官職につくこと。「蔭官」
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いん【陰】
[常用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ かげる 〈イン〉 1 光の当たらない所。かげ。「陰影/樹陰・清陰・緑陰」 2 山の北側。「山陰」 3 移りゆく日かげ。時間。「光陰・寸陰...
いんがものがたり【因果物語】
江戸前期の仮名草子。鈴木正三作。寛文元年(1661)刊。仏教の因果話を中心に、諸国の怪異・奇談を談義調でつづったもの。片仮名本3巻は義雲・雲歩編。先に出た平仮名本6巻は恵中編か。
イングリッシュ‐ホルン【English horn】
木管楽器の一。オーボエよりやや大型の複簧(ふくこう)(ダブルリード)の縦笛で、音域も5度低い。コールアングレ。
いん‐けん【隠見/隠顕】
[名](スル)隠れたり見えたりすること。見え隠れ。「木々の間に—する海」
いん‐ざい【印材】
印判を作る素材。木・石・角(つの)・牙(きば)・金属・ゴム・プラスチックなど。