やなか【谷中】
東京都台東区北西部の地名。寺が多く、天王寺には幸田露伴「五重塔」のモデルになった五重塔があったが、昭和32年(1957)焼失。
栃木県南部の渡良瀬川沿いにあった村。田中正造(たなかしょうぞう...
やなぎ【柳】
1 ヤナギ科ヤナギ属の落葉樹の総称。一般に湿地に多く、低木または高木で、葉はふつう互生する。雌雄異株。主に早春、花が穂状か尾状につき、種子は白毛があって風で飛び、柳絮(りゅうじょ)という。街路樹...
やなぎ‐かげ【柳陰/柳蔭】
1 柳の木陰。《季 春》 2 「本直(ほんなお)し」に同じ。
やなぎ‐とうば【柳塔婆】
柳の木や枝を塔婆として立てるもの。三十三回忌など最終年忌に立てる。
やなぎ‐ばし【柳箸】
正月の祝い膳(ぜん)用の、柳の木で作った太箸。折れにくく縁起がよいとされる。《季 新年》「—今年は母の亡かりけり/碧童」
やなせ【魚梁瀬】
高知県東部、安芸(あき)郡馬路(うまじ)村北東部の地区名。奈半利(なはり)川上流に位置し、秋田杉・吉野杉とならんで「魚梁瀬杉」の名で美林地域として知られる。中でも、千本山(標高1084メートル)...
やに【脂/膠】
1 樹木の分泌する粘液。また、その固まったもの。樹脂。 2 タバコを吸ったときにキセルやパイプにたまる褐色の粘液。 3 目やに。
やにっ‐こ・い【脂っこい】
[形]《「やにこい」の音変化》 1 「やにこい1」に同じ。「—・いたき木」 2 「やにこい2」に同じ。「—・い目つき」 3 「やにこい3」に同じ。「そんな—・い身体で何が勤まるものかと」〈漱石・坑夫〉
やね‐いた【屋根板】
屋根を葺(ふ)くのに用いる板の総称。葺(ふ)き下地となる野地板・杮板(こけらいた)など。サワラ・杉などの木材を薄く割ったもの。
や‐ね‐せん【谷根千】
東京都文京区東部から台東区西部にかけての称。谷中・根津・千駄木(せんだぎ)を中心とする地域。