さんにんほうし【三人法師】
室町後期の御伽草子。2巻。作者未詳。高野山に隠棲(いんせい)した三人の僧の遁世(とんせい)に至るまでの懺悔譚(ざんげたん)。
サンマー‐めん【サンマー麺】
《「サンマーメン」と書くことが多い》もやし・白菜・豚肉などの入ったあんをかけた、中華風の汁そば。 [補説]日本で作られた料理で、神奈川県横浜市が発祥とされる。語源は未詳。「生馬麺」「生碼麺」とも書く。
しき【四季】
詩雑誌。昭和8年(1933)堀辰雄が創刊。第二次は翌昭和9年(1934)から三好達治・丸山薫・堀辰雄編集の月刊で昭和19年(1944)まで発刊。萩原朔太郎・室生犀星(むろうさいせい)・中原中也...
しきしないしんのうしゅう【式子内親王集】
式子内親王の和歌集。成立年は未詳だが、建仁元年(1201)との説がある。
しきょう【詩経】
中国最古の詩集。五経の一。孔子編といわれるが未詳。周の初めから春秋時代までの詩305編を国風・雅・頌(しょう)の3部門に大別。国風は諸国の民謡で15の風、雅は朝廷の音楽で小雅・大雅の二つ、頌は宗...
しこ・る
[動ラ四]語義未詳。あやまつ、しそこなう、の意かという。「わが背子が来むと語りし夜は過ぎぬしゑやさらさら—・り来めやも」〈万・二八七〇〉
しし‐くしろ【肉串ろ】
[枕]「熟睡(うまい)」「黄泉(よみ)」にかかる。「—黄泉に待たむと隠(こも)り沼(ぬ)の下延(したは)へ置きて」〈万・一八〇九〉 [補説]かかり方未詳。肉(しし)を串に刺したものは味がよい、う...
しじつがんこうもく【資治通鑑綱目】
中国の歴史書。59巻。朱熹(しゅき)らの編。成立年未詳。「資治通鑑」を、綱(大要)と目(詳注)に分類して編集したもの。綱で朱熹が史実を要約し、目で門人の趙師淵が批評を加えている。
しな‐たつ【階立つ】
[枕]地名「筑摩(つくま)」にかかる。語義未詳。「—筑摩(つくま)狭野方(さのかた)息長(おきなが)の遠智(をち)の小菅」〈万・三三二三〉
しなだゆう【階だゆふ】
[枕]「ささなみぢ」にかかる。語義未詳。「鳰鳥(みほどり)の潜(かづ)き息づき—楽浪道(ささなみぢ)をすくすくと我がいませばや」〈記・中・歌謡〉