にほんきりゃく【日本紀略】
平安後期の歴史書。34巻。編者・成立年未詳。神代から後一条天皇までの歴史を漢文の編年体で記したもの。神代は日本書紀、神武天皇から光孝天皇までは六国史(りっこくし)よりの抄録、以降は各種の日記・記...
にほんくにづくし【日本国尽】
安土桃山時代の往来物。1巻。著者未詳。成立年未詳。慶長2年(1597)初刊。日本国内諸国名を畿内七道に分類列記し、学習記憶に便利なように編集した教科書。最古の国尽(くにづくし)型往来物。
ニーベルンゲンのうた【ニーベルンゲンの歌】
《原題、(ドイツ)Das Nibelungenlied》中世ドイツの叙事詩。作者未詳。13世紀初頭の作。古代ゲルマンの英雄伝説をもとに、第一部は英雄ジークフリートの、ブルグント族の王の妹クリーム...
ねぎ‐とろ【葱とろ】
マグロなどの皮の裏にある脂身や中落ちの身をそぎ落とし、きざんだアサツキなどを散らしたもの。軍艦巻きや丼ものにする。 [補説]語源未詳。口に入れると、とろりと溶けるような食感からともいう。
ねぎ‐ま【葱間】
《語源未詳》焼き鳥のうち、肉と長ネギを交互に串に刺したもの。
ね‐こ・ず【根掘ず】
[動]《活用は四段か上二段か未詳》樹木を、根の付いたまま掘り起こして取る。「若木の梅を—・じつるかな」〈源師光集〉
のういんうたまくら【能因歌枕】
平安中期の、能因による歌学書。作歌のための手引書で、後世の歌論書にも影響を与えた。成立年は未詳。
はいふうやなぎだるしゅうい【誹風柳多留拾遺】
川柳集。10編10冊。編者未詳。寛政8〜9年(1796〜97)刊の「古今前句集」を改題したもの。万句合から句を20の部類に分けて編集。
はかまだれ【袴垂】
平安時代の伝説上の盗賊。今昔物語集・宇治拾遺物語にみえ、和泉式部の夫藤原保昌の弟保輔(やすすけ)ともいわれるが未詳。
はこえ
《動詞「はこゆ」または「はこう」の連用形の名詞化とされ、歴史的かなづかいは「はこえ」か「はこへ」か未詳》縫腋(ほうえき)の袍(ほう)の後ろ腰のあたりをたくし上げて袋状にした部分。格袋(かくぶくろ)。