み‐はらい【未払い】
《「みばらい」とも》まだ支払っていないこと。「代金が—だ」⇔既(き)払い。
みはらいきん‐かんじょう【未払金勘定】
簿記で、商品・原材料の仕入れなど企業の主たる営業取引によって発生する債務ではなく、備品の購入などの取引によって発生する債務を処理する勘定。⇔未収金勘定。
みはらいちんぎんたてかえばらい‐せいど【未払(い)賃金立(て)替(え)払(い)制度】
会社が倒産し、賃金の支払いを受けられないまま退職した労働者に対して、未払い賃金の一部を国が事業主に代わって支払う制度。全国の労働基準監督署と独立行政法人労働者健康安全機構によって実施されている。
みひつ‐の‐こい【未必の故意】
犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意 [補説]作品名別項。→未必の故意
みひつのこい【未必の故意】
安部公房の戯曲。昭和46年(1971)9月、俳優座劇場にて初演、同年刊行。著者自身の脚本により制作された昭和39年(1964)のテレビドラマ「目撃者」を戯曲化したもの。第22回芸術選奨文部大臣賞受賞。
み‐びょう【未病】
東洋医学において、検査を受けても異常が見つからず病気と診断されないが、健康ともいえない状態。放置すると病気になるだろうと予測される状態をいう場合が多い。
み‐ぶん【未分】
まだ分かれていないこと。「混沌(こんとん)として—の状態」
み‐ぶんか【未分化】
1 いくつかの要素が一つに入りまじって、分かれていないこと。「—の社会形態」 2 受精卵やES細胞・iPS細胞など分化万能性をもつ細胞が、体細胞や生殖細胞に分化していない状態。
みぶんか‐がん【未分化癌】
扁平上皮や腺細胞など特定の組織への分化が認められない癌(がん)。進行が速い。
みぼう‐じん【未亡人】
《夫と共に死ぬべきなのに、まだ死なない人の意。元来、自称の語》夫に死別した女性。寡婦。後家。びぼうじん。