だいあん‐じ【大安寺】
奈良市大安寺町にある高野山真言宗の別格本山。南都七大寺の一。推古天皇25年(617)聖徳太子の発願で建立された熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)に始まると伝え、その後、十市郡に移り百済(くだら)大寺...
だいかく‐じ【大覚寺】
京都市右京区にある真言宗大覚寺派の大本山。山号は嵯峨山。もと嵯峨天皇の離宮であったが、貞観18年(876)皇女正子が仏寺とした。開山は恒寂法親王。以後代々、法親王が入寺。のち、後嵯峨・亀山上皇に...
だいかくじ‐は【大覚寺派】
大覚寺を大本山とする、古義真言宗の一派。
だいご‐じ【醍醐寺】
京都市伏見区にある真言宗醍醐派の総本山。山号は深雪山・笠取山。開創は貞観16年(874)、開山は聖宝。笠取山全山が寺域で、准胝(じゅんでい)堂や如意輪堂などのある山上を上(かみ)醍醐、三宝院・金...
だいせん‐じ【大山寺/大仙寺】
鳥取県西伯郡大山町、大山の中腹にある天台宗の別格本山。山号は角磐山。草創は奈良時代。古くから山岳修験道の道場であったが、貞観年間(859〜877)円仁が堂宇を建立し、天台宗に改めたという。明治維...
だいちゅう‐じ【大中寺】
栃木県栃木市大平町西山田にある曹洞宗の寺。山号は大平山。開創は延徳元年(1489)、開山は快庵妙慶。関東地方、曹洞宗の三本山の一。
だいとく‐じ【大徳寺】
京都市北区にある臨済宗大徳寺派の大本山。山号は竜宝山。開創は正中元年(1324)、開山は宗峰妙超、開基は赤松則村。後醍醐天皇から勅額を賜り、五山の一となったが、のち、その位を辞し在野的寺格を保つ...
だいとくじ‐は【大徳寺派】
臨済宗の一派。大徳寺を本山とし、妙超を派祖とする。
だいねんぶつ‐じ【大念仏寺】
大阪市平野区にある融通念仏宗の総本山。山号は大源山、院号は諸仏護念院。開創は大治2年(1127)、開山は良忍。兵火によって一時期衰退したが、鎌倉末期に法明が中興。
だい‐ほんざん【大本山】
総本山の下にあって、その宗派に属する末寺を統轄する寺。